懐かしのゲーム”Lemmings”がスマホアプリでプレイできるとは。なんか嬉しいですね。
“Lemming”という言葉の意味自体はもともとネズミの一種を表しているらしく、近年まで「集団自殺をする生き物」と考えられていたようです(どうやら誤解らしい)。しかし、ゲームの中のLemmingsはその説を踏襲しているようで、ステージクリアできないとなれば仲良く全員であの世へ行ってしまいます。
また、そこから転じて「群集心理に駆り立てられる愚民」のたとえに用いられることもあるそうです。事実、ゲーム中のLemmingsたちも自分たちの意志で行動することができず、行く先に罠があろうとも前進あるのみです。
そんな儚(はかな)げな彼らに指示を出し、ゴールへ導いてあげるのがプレイヤーの役目。
私はスーパーファミコン版のLemmingsしか知らない、というかそれすらうろ覚えですが、ここでは昔のLemmingsとの相違点などを書いていきます。
ゲームシステムの違い
ステージはグリッドで仕切られている
スーパーファミコン版は移動や掘削の自由度が高く、任意の地点で指令を実行しますが、アプリ版ではマス目ごとに指令を受ける形になっています。
Lemmingsへの命令はマス目を指定
スーパーファミコン版は任意のLemmingsを指定して指令を出しましたが、アプリ版ではマス目にあらかじめ指令を設定しておけば、そこを通過したLemmingsがその指令を実行します。
任意のLemmingsを狙って指令を出したい場合は、マス目をタップするタイミングで調節します。
出せる命令の数が減少
スーパーファミコン版では「斜め下に掘削」などかなりの種類の命令パターンがありましたが、アプリ版では
- 傘(墜落防止用)
- 階段作成(&爆破)
- 足止め(&再始動)
- 掘削
の4つしか行うことができません。
その他の要素
ガチャ
ルーレットやコインなどで入手できる卵を割るとトライブを獲得できます。トライブとは「部族」のことで、集めた部族の種類に応じてアイテムなどの報酬がもらえます。
トライブをひとつ入手するごとにプレイ画面上のLemmingsのうちの一人がその部族衣装をまといますが、何か特殊能力(落下しても死なないとか)を得るわけではなさそうです。単なる着せ替え要素という印象。
ランキング
決まったスパン(1日~数日)の間にLemmingsを救出した数を競います。開始時間が固定されておらず、自分が参加したいと思ったタイミングからランキングが開始されるのが特徴。
参加は任意なので、例えば特定のトライブ収集をコンプリートして2時間エネルギー無限の権利を獲得後、暇な時間ができたら「ランキングを開始&エネルギー無限の権利使用」とすることでスタートダッシュをかけるなどの工夫をすることができます。