前置き
私、茄子で飛びます。は、Android版スマホアプリ。iOS版は「私、猫で飛びます。」というらしい。インストールしたときのアイコンには「茄子」とだけ表示される。
画面をタップすることで茄子(=乗り物)にまたがった女子高生が穢れ(=敵)に向かって茄子(=弾)を投げつけ、穢れを浄化(=敵を討伐)していく。もう、カッコ内の言葉を省いてしまうと、一体キミは何を言っているのかと心配されるほどの文章だ。
一見するとシューティングゲームのようにも思えるが、穢れが攻撃してくることはなく、こちらが一方的に茄子を投げつけて穢れを浄化していくだけである。タッピング育成ゲームとでも表現できるだろうか。
なお、当サイトでは、著作権については慎重を期しておりますが、このゲームには画像キャプチャ&シェア機能が搭載されているため、ゲーム画像を積極的に公開していいものと判断し、サイト内でも実際の画面を使って紹介しております。
ゲームの特徴
ダメージ値のスーパーインフレーション
ゲーム開始直後は茄子1個で1ダメージを与えるが、ゲームを進めていくうちにダメージ値が加速度的に増えていき、億・兆・京は当たり前、それ以降は指数で表記され、ステージ300に差しかかる頃には10の40乗近辺まで到達する。
ドラゴンボールの有名なセリフ「わたしの戦闘力は530000です」がかわいく思えてくるレベルだ。
王道RPGのように、最後まで数百~数千ぐらいのダメージ値だとゲームバランスの調整は難しそうだが、本作ではダメージ値をインフレさせることでタップ連打の速さだけでは先へ進めない状況を作り出している。
その上で、敵が100倍強くなっても、宝器を獲得すれば100倍強くなるようにすることで、難しいバランス調整の手間を省いているように感じた。
転生による繰り返し作業
このゲームでは、転生を繰り返すことでキャラクターを強化していく。
転生するとステージ1からやり直しとなるが、転生の際に獲得した「ナスの雫」を「宝器」に交換することができ、宝器の所持数に応じて能力が強化される。
転生を繰り返すことで、同じステージ1の敵に対して、次第に非人道的なダメージを与えていくことになる。
普通は「強くてニューゲーム」を繰り返すと早々に飽きてしまうが、このゲームでは間髪入れずに敵を倒し続けると次の敵が即座に出現するようになるので、序盤をサクサクとスピーディーに消化できるようになる。その辺のスピード感、爽快感が、転生によるマンネリ化の阻止に貢献しているような気がする。
また、動画を視聴することで序盤のステージをいくらかカットすることも可能だ。
それでもやっぱり、続けていれば飽きますけどね…。それは仕方ない。
課金しなくても楽しめる
このゲームの主人公の強化方法は、主に2種類ある。
- 宝器の獲得
- 衣装の獲得
このうち宝器の獲得にはナスの雫が必要で、これはひたすらゲームをプレイして転生を繰り返せば自然と手に入る。
対して、衣装の獲得には勾玉が必要で、これを獲得するには課金をするか、もしくはゲーム中のミッション等で少しずつ貯めていくしかない。
大雑把にまとめると、宝器の獲得には課金が不要で、衣装の獲得には課金が必要なのだが、それぞれのアイテム獲得による強化の度合いを見てみると、宝器の獲得による強化度合いの方が圧倒的に効いてくるように設定されている。
つまり、宝器さえしっかり集めていけば、ゲームは問題なく攻略できる仕様になっているのだ。
このゲームの良心的なところは、「攻略」とは別の「着せ替え」という要素で課金を促しているところだと思う。かわいい衣装も多く用意されているし、コレクター魂に火がついた人は集めたくなる。かもしれない。
自動進行も可能
このゲーム、のめり込みすぎるとタップし過ぎて手が疲れる。
しかし、必ずしもタップを続けなければ攻略できないわけではない。タップし過ぎて疲れたら、放置して眺めるだけというプレイスタイルもまた一興である。以下のような形で、放置プレイが可能だ。
- オートタップ機能
- お供を鍛える
→勾玉と引き換えに1時間、自動的に茄子を投げ続ける
→転生を繰り返すと、お供だけで十分な攻撃力を発揮し、自動で攻略することも可能。この場合、放置しておくと主人公が眠る。
配信状況
2018年6月現在、ステージ300までが配信されているが、ストーリーはまだ完結していない。
結構、先が気になる(ような、ならないような)展開で中断しているため、ちょこちょこ強化しつつ、続編を待っているところです。