スマホアプリ「7年後で待ってる」についての紹介です。
このページでは、
- 前半:ゲームの特徴
- 後半:人物相関図
に分けています。「ゲームは知ってるから人物相関図だけ見たい」という方は、前半は飛ばしてください。
ゲームの特徴
RPG風の物語
RPGゲームのようにキャラクターを操作して人に話しかけたりしながらゲームを進めていきます。
育成要素やマルチエンディングのようなランダム要素は一切なく、RPGというよりは「キャラを操作して進める映画」という印象が強いです。そのぐらい、ストーリーに力が入っています。
漠然とプレイしてもそれなりに感動したり涙したりするメッセージ性の強いストーリーなのですが、人物関係や事実関係がなかなか複雑で、キッチリ理解しようとすると時間がかかるかもしれません。
このゲームは、ところどころ自分で操作する瞬間を設けることで、理解が追いつかないときに一度手を止めてじっくり考えることができます。また、キャラクターのセリフもある程度までならログでさかのぼって確認できるため、内容を咀嚼しながら進めることができます。
多分、これ映画にしたら失敗するのではないでしょうか。感動したけど細かい部分はほとんど理解できんかった、となる気がします。
緻密なストーリー構成
物語は、大きく分けて以下の3つから成り立っています。
- 本編(1話ごとに広告表示)
- エピローグ(1話ごとに動画視聴、課金で消せる)
- サイドストーリー(課金)
本編のみでもストーリーとしては完結していますが、続きが気になった方はエピローグやサイドストーリーもお金を払って見る価値ありです(私はこれのために、人生で初めてGoogle Playカードを購入しました)。
本編をノーマルエンディングとするならば、エピローグはトゥルーエンディングという感じです。本編で事実と思われていたことが次々と覆され、物語全体の見方がかなり変わります。
また、サイドストーリーでは本編で登場するキャラクターが「あの時、何を考えていたのか?」という形で、その思惑や意図の多くが語られます。
ドット絵がかわいい
「美しいグラフィック!」という謳い文句で溢れる世の中に逆行するかのような、レトロなドット絵のグラフィックで世界が描かれています。
ストーリー重視のこの作品では、このドット絵仕様がいい味を出しています。吹き出し文字や音楽で雰囲気を出せば、あとはキャラクターの心情をプレイヤーに想像させることができるからです。下手にグラフィックが綺麗だと、「この悲しい局面で、なぜお前は真顔なんだ」と突っ込みたくなるようなことがあるかもしれません。
ただ、これに関してはデメリットもあります。主人公が失った過去の記憶を取り戻すという話の性質上、どうしても7年前やら20年前やらの回想シーンが多く出てくるのですが、その時点での登場人物の年齢が10歳だろうが20歳だろうが30歳だろうが、全部同じグラフィックで描かれてしまう点です。ドット絵キャラではその辺を描き分けるのは困難です。
結果的に、ちょっとした不注意で「現在の話かと思っていたら回想シーンだった」というような勘違いが生まれやすく、混乱の一因になっています。
ちなみに音楽はフリー素材のものがほとんどですが、ゲームの雰囲気にマッチした素晴らしい曲が多いです。こんなに美しい旋律を無料で提供している人がいるんだな、というのも、このゲームを通じて知りました。
人物相関図
本編の舞台である「7年後」の時間軸における人間関係を以下の図にまとめました。
※ハルトを含む6人の子供たちはみんな仲良しなのですが、全部書くとごちゃごちゃするのでほとんど割愛しています。