前置き
放置魔王は、スマホ用のゲームアプリ。
画面タップと放置を繰り返して魔王やモンスターの強化、人間界への侵略を行い、最終的に世界征服を目指す。
ゲームの特徴
●戦略性は無い
強化育成のためにやることは基本的にタップのみであり、部隊編成とか攻撃順序などの戦略的な要素は一切ないので、頭を使ったゲームを求めている人には向いていない。逆に、特に難しいことを考えずに、気晴らしにアイテムなど回収しつつ、人間界を徐々に支配したい(笑)という人には向いている。
いかに効率的に短時間で侵略を進めるか、という点を戦略として捉えられなくもないが、そこを追求し始めるともはや放置ゲームではなくなってしまい、夜も眠れなくなってしまう。その点に関しては、放置ゲームの名のとおり、多少の非効率は気にせず、のんびり進めるのが良いと思う。
●広告視聴が多い
アイテム等の獲得のため、動画広告の視聴を要求されるケースがかなり多い印象。特に人間界を侵攻中の画面において、かなりの頻度で宝箱が出現するが、これを開けるためにいちいち広告の視聴を求められるのが難点。
ただ、これについては視聴を避けることもできる。その辺の方法は別記事で触れたいと思う。
●タップよりも放置がメイン
当サイトでも紹介している「私、茄子で飛びます。」は、タップなしでは攻略することができないので、タップ中心&時々放置のゲームといえるが、放置魔王では最初の数分以外「頑張ってタップする」ことを求められない。
タップでできることは放置でもできてしまう。
(ただし、おしおきを除く)
そのため、「いかにタップの効果を上げるか?」ではなく、「いかに放置の効果を上げるか?」を考えるのが最善のゲームといえる。
●その他の印象
- 「使い魔=有能」「魔王=無能」の図式
- モンスターがパロディ?
- 操作性がいまいち
ゲームの操作方法については、使い魔さんがチュートリアルしてくれるのだが、魔王と使い魔のやり取りを見ていると、どうも魔王が無能に見えてしまう。いっそのこと使い魔さん、あなたが世界征服したら?と思ってしまうのは私だけだろうか。魔王が高笑いするシーンとかも、どことなくチープである。
しかし、ガチな魔王がガチの拷問で勇者たちを苦しめてしまうと、もっと別のシリアスな問題(人権とか刑法とか)に焦点が移ってしまい、息抜きとして楽しめない気もする。世界征服を企てる魔王としては、これぐらいポップでライトな感じがちょうどいいのかもしれない。
ゲームを進め、モンスターを復活させていくと、「このモンスター、どっかで見たことある!」というようなモンスターに多々出くわす。明らかに元ネタのパロディを狙ったデザインのモンスターもいる。
某国民的漫画に登場する、4段階で変身する悪役とか、
某国民的RPGゲームに登場するラスボス(主役の魔王より強そう)とか…。
タップを連打しても、反応がいまいちだったり、モンスターやアイテムリストがスクロールしにくかったりと、全体的に感度が悪いと感じた。
まとめ
このように、独自性の高いゲームという印象はなく、特に広告視聴の煩雑さからか、ユーザーの評価を見てもそこまで高くないのだが、楽しめないかと言ったらそんなことはない。
次の記事では、ゲームを比較的スムーズに進めるためのコツについて紹介していきたい。