複数の答えが存在する状況は正解ではない
次の問題を考えてみます。ちなみにこれは実例ではなく、自分で適当に作ったので、本来数字があるはずの部分になかったりするのですが、何卒ご容赦ください。
ヒントの”2”の数字の部分で、縦に2本引くか、横に2本引くかの2つの可能性が考えられます。
縦に2本引いた場合、上のように正解が確定します。
一方、横に2本引いた場合、上の図まで線分を確定させた後、
このように完成させるか、
このように完成させるか迷ってしまいます。(これら以外にもあと1通り、完成方法がありますが割愛。ちなみに、この左上の部分は数字を忘れているのではなく、もともと数字がない=ノーヒントとします)
このように、ノーヒントの部分で複数の解答が得られてしまう場合、その状況を作る一手は正解ではありません。スリザーリンクでは、正解となる線の引き方は一通りしかないのです。
つまり今回の場合、「その状況を作る一手=”2”の数字の部分で横に2本引く」が間違っていたと判断できます。
この方法はひょっとしたら少し邪道な方法かもしれません。とはいえ、この考え方はここで例に上げた単純な形だけでなく、結構いろいろな形で応用例が出てきます。この例を足掛かりに、自分流の線分確定法を編み出してみてください。